2013.10.6(日)『 リードオルガン と 歌による わっかないで 一番ちいさな Autumn コンサート 』

〈よしのぶさんと利恵さん」ご夫妻〉 そして、オルガンと歌を捧げてくださった〈やすえさん〉です。わっかないで一番ちいさな Autumn コンサート終了後のひとこま。やすえさんが歌う姿は、下にもUPしています。
〈よしのぶさんと利恵さんご夫妻〉 そして、オルガンと歌を捧げてくださった〈やすえさん〉です。わっかないで一番ちいさな Autumn コンサート終了後のひとこま。やすえさんが歌う姿は、下にもUPしています。

 

※一番下にこの日の写真集があります。お楽しみ下さい。クリックを忘れずに。
 あたたかで、なんだか優しい気持ちになれる、そんな余韻が残っている。うれしい月曜日を迎えています。それほど、最北の町にある稚内教会の10月6日の日曜日は豊かでした。

 

礼拝がよかったのか? うふふふふ、そうですよ、と言いたいところですが、違うかも知れないし、そうかも知れない。

 

ブログの書き手であるわたくし(牧師のもりでございます)が、「そうなんです」と言うと、何か、感動的な説教が語られたのか、と勘違いなさる方が居られるかも知れません。

 

それについては、はい、違いますと断言かな(シクシク)

 

****************

 

サプライズという言葉がありますが、きのうは本当に多くの方にとっての【 SURPRISE 】なことが準備されていました。先週の『週報』にも昨日の『週報』にも、一言も記されていません。

 

でも、確かに開かれたのです。『 リードオルガン と 歌による ~ わっかないで 一番ちいさな Autumn コンサート 』が。

 

礼拝の報告時にわたしから皆さんに報告。礼拝が終わってから、間もなく、教会1階にある8畳の洋間と10畳の畳の部屋に移動して、時間にして20分程もなかったかも知れませんが。

 

このコンサート。

 

ある一人の方が、日曜日の礼拝に、車椅子で出席出来ることが前提になっていました。その方は、「よしのぶさん」とおっしゃいます。いつも寄り添っている奥さまは、ご存知?利恵さんです。

 

利恵さん、福祉タクシーを10時に予約し教会には程なく到着。稚内教会の礼拝堂は2階にあり、その階段もかなり急で狭いため、よしのぶさんは、1階の集会室の畳のお部屋に落ち着いて頂きました。車椅子に座り続けているのが大変な場合(実際そうでした)は、横になって頂くことになりました。

 

礼拝はスピカーを通して聴くことが出来ます。そして、インターネットの礼拝中継の画面を通じて、会堂1階でも見えるようにしました。

 

****************

 

さて、「 リードオルガン と 歌による 稚内で 一番ちいさなコンサート」のお話です。

 

このちいさなコンサート開催のために、どうしても必要なのは、よしのぶさんが、教会に何としてもお出でになる、ということでした。よしのぶさんは昨年のクリスマス、療養中のご自宅で洗礼を受けてクリスチャンになりました。でも、自覚的な求道生活中も受洗後も、教会においでになることはむつかしかった。

 

一方、奥さまの利恵さんは、50年来の稚内教会の会員さんです。利恵さんは、よしのぶさんの理解があったからこそ、信仰生活でも精一杯のご奉仕をここまで続けてくることが出来ました。

 

いろいろなことから、この日、「おとうさんを、何としても教会に連れて行きたい」と利恵さんが思いを定められたのです。

 

****************

 

そのことを知ったわたくし。よしのぶさんが元気になる企画、寄り添い続けて来ている利恵さんも、力をもらえる時間をと願い、プランを思い浮かべました。

 

その際、相談し、実際に手を差し伸べてくれることになったのが、この日、リードオルガンの弾き手となり、同時に歌も合わせて歌って下さった〈やすえさん〉でした。

 

やすえさん、稚内教会に通い始め、道を求めはじめている女性です。実際、お一人でrecitalを開くことが出来るpianistなのです。そして、よしのぶさんと利恵さんご夫妻のご子息が、アルトサックスを奏でるプロのミュージシャンなのですが、同じ音大の同窓生同士だということもわかりました。

 

やすえさんは、相談した際、二つ返事で「わたしにできることがあるならば」と言って下さいました。

 

****************

 

この日のコンサートは、タイトルにあるように、オルガンを使ったものです。ピアニストが本職であるやすえさんには、本当は弾き馴れていない楽器。

 

でも、あれこれと熟考してくださって以下の2曲を、ご自身の弾かれる、ちいさなリードオルガン(ヤマハ製のstop付きのもので、現役を引退して畳の部屋で最近は休んでいたもの)に合わせて歌われました。オペラの曲です。

 

一つは、『わたしを泣かせてください』(伊語:Lascia ch'io pianga)
もう一つは『樹木の陰で〈ラルゴ〉』(伊語:Ombra mai fù)


いずれも、耳にすると、あー知っている、と思われる曲。

 

音がちゃんと鳴るのかもわからないような、外見には摩り切れたちいさな小さなリードオルガンが、やさしい、ほんとうに優しい音色を紡ぎ出してくれました。ありがとオルガン君。

 

****************

 

コンサートの会場としては、ハッキリ申し上げて、美しくもなんともありません。少し摩り切れた畳、こんぶの段ボール箱も片隅に置かれている。よしのぶさんがお休みになるお布団もあったはず。そんな状態です。

 

でも、でもですね、本当にうつくしい時間でした。どんなにお金があっても生み出せないものがそこにはあった。

 

稚内教会のみならずかも知れませんが、教会にはいたみがあります。傷がある。でもそれゆえに、そこで奏でられ、それを見守るみなさんも、人生の中で抱えている何かが癒されたり、そのオルガンから聞こえて来る音色と、やすえさんの、まっすぐなその姿。それだからこそ浸みて来るものがあったのです。

 

思い出すと、わたくし、涙が出てきそうになります、というか泣いてしまう。

 

****************

 

やすえさんは前日の夜、牧師とオルガンを動かしてお稽古。朝はあるところで教え子さんに指導をし礼拝へ。そして、コンサートが終わり、一息ついてまたお働きの場へ。

 

いいえ、それどころか、10月1日に、初孫だったやすえさんを愛してやまなかったおじいちゃまを天に送られて、葬送のときを過ごされ、この日、持てるすべてを捧げてくださいました。

 

この時間、教会に居合わせたわたしたちだけでなく、その歌とオルガンの音は、天に居られるたいせつなおじいちゃまや、わたしたちの直接は存じ上げない大切な方への思いも込めて届けられたはずです。

 

****************

 

真実に豊かな日曜日でした。

 

そこに集うことが出来た10数人は、おそらく、夜になってもなにか温もりを抱いていたでしょう。喧嘩しそうな心が納まった方もいらしたかも知れない。

 

うーん、1時過ぎから始まった教会役員会も、おだやかーな気持ちでみんな会議をすることが出来たように思います。

 

役員会が行われた部屋は、コンサートが行われた洋間でした。そしてその続きの畳の部屋には、ポツリンとオルガンが置かれていました。

 

礼拝に車椅子でおいでになったよしのぶさん。役員会に参加中の利恵さんを待って、お疲れになったのでしょう、安心してグッスリとお休みでした。

 

足りないことだらけの稚内教会かも知れません。でも、それでも、なくてはならぬものはただ一つ、キリストが共に居て下さることを深く思い直す恵みの日曜日となったのです。

 

コンサートの最後には、讃美歌 541番「父・み子・みたまの」を歌い、祈りました。よしのぶさん最愛の讃美歌でした。神に感謝。すべては神さまが備えてくださった恵みです。end

 

*以下の写真、ぜひ、Clickしてご覧ください。だいぶ印象が違うと思います。

新着ニュース

●最新情報は「教会ブログ」「写真館」がお勧め ^^♪ 「ブログ」の見出しはこの欄の一番下を参照。

 

☆日曜の礼拝

 教会がはじめての方、お引っ越しの方、旅の途中の方、一度だけという方、歓迎!

 

●【 速報 1】あかし U舘眞知子姉 『 ― 稚内へ ― 2泊3日の祝された旅 』(2/8 up)

  

 

アクセスカウンター
アクセスカウンター
アクセスカウンター