写真は、10月27日に行われた興部伝道所での交換講壇の礼拝後、集会室でお茶をご一緒した皆さんとのものです。前列左の女性は稚内教会の森美樹さんです。
礼拝に出席された方たちとの楽しい団らんの後、記念に、とシャッターを押しました。
****************
道北地区ではこれまで年に一度、だいたい7月の第2週目か3週目に、一斉に交換講壇が行われてきました。これ「道北デー」という日曜日です。
今年で言うと、7月21日に、稚内教会には名寄教会の代務者、ロバート・ウィットマー牧師がおいでになり、わたし(牧師のもりです)は留萌宮園伝道所に行って説教奉仕をいたしました。
旭川、名寄近郊にある道北地区の教会は、それぞれ、旭川伝道圏と名寄伝道圏という小さなグループを作っているのですが、稚内は地理的な事情でそのいずれにも属していません。二つの伝道圏は、伝道圏の中での交換講壇を行っていますので、稚内教会は、そのような交流がないのが少しばかり寂しいなぁ、と感じていた次第です。
で、今年度から、稚内教会だけ、年に二度の道北地区内での交換講壇の日を設けて頂くことになり、秋の交換講壇が実現したというわけです。
新たな交流の始まり。ありがたいことです。
****************
稚内に赴任して2年目のわたしは、まだ、興部まで足を伸ばしたことがありませんでした。それで、当日の朝4時半に起床。そして、5時半出発で興部に向かいました。興部伝道所の伊藤先生も、ワンちゃんたちの散歩の都合で4時半に起床されたそうです。
わたしはかなり余裕をもって5時半に出発。途中、朝御飯を食べたり、枝幸を過ぎてからは一度15分ほど眠ったり(“鼻炎カプセル"が猛烈な眠気を誘います)して、9時50分頃には教会に着きました。距離にして約200㎞です。
少し早すぎたので、道の駅を散策してから教会にお邪魔いたしました。
会堂の扉を開けると、最初に歓迎の声を上げてくれたのは、牧師館に居る、犬のメイちゃんでした。
姿は見えませんでしたが、吠える声が聞こえました。写真館にもその可愛らしい姿があります。
****************
少人数の礼拝でしたがあたたかな気持ちに包まれる礼拝でした。
奏楽をされた“麗子さん"からは、「久しぶりにテナーの素敵な声を聴くことが出来ました。イル・ディーヴォを思い出しました」とのお誉めの言葉をもらって、単純なわたしは、嬉しくなってしまいました。
しかーし、『週報』に書き留めた【イル・ディーヴォ】。これってどんな人(たち)なのか知らなかったので、先ほど、ウィキペディアを調べました。どうも【クラシック音楽の声楽でポピュラー音楽を歌う・・・・】ボーカルグループのようです。ほう、なるほど。カッコいい人たちです。
いつもながら、説教については触れられず、歌声の大きさに柏手を頂きました(シクシク・(笑))
ちなみに、稚内教会での伊藤大道牧師の説教が録画されているその様子は、ホームページの礼拝ビデオのページでいつでもご覧頂けますので、ぜひお訪ね下さいませ。
わたしは、伊藤先生のお話、子ども説教も含めて聴かせて頂きましたが、ストンと心に落ちるメッセージでした。はい。
****************
余談ですが、伊藤先生のつくられた興部伝道所の『週報』。裏面には、【絵画から見る聖書】なるページもあり、かなりの力作です。こんな週報、日本中にある教会を探しても、興部伝道所だけではないかと思います。
ちなみに、興部町は、北海道〈紋別郡〉のひとつなんですねぇ。
遠軽町(えんがるちょう)、湧別町(ゆうべつちょう)、滝上町(たきのうえちょう)、興部町(おこっぺちょう)、西興部村(にしおこっぺむら)雄武町(おうむちょう)がその仲間の村や町なのでした。皆さん、ご存知でしたか?
わたくし、礼拝後には網走方面に向かって休暇の時を過ごしましたので、周囲のロケーションが少し分かるようになりました。
北海道東部方面に向かうオホーツク海は日本海の海の色とは違う、という印象を受けましたし、東部に向かうに従い、太平洋が近くなるからでしょうか、樹木の育ち方も稚内とはこれまたかなりの違いがあるやに見受けました。
道北地区の交換講壇。来年もまた、稚内教会のみんなにとっても楽しみな日曜日となりそうです。心から感謝いたします。end